なぜサイゼリヤはあの価格で儲かるのか? 9年ぶりに行って見えた、“安くても成り立つ理由”

先日、大阪で家族旅行をしていたときに、沖縄にはないサイゼリヤへ行ってきました。
東京に住んでいた頃はよく利用していたのですが、沖縄には店舗がないため、行くのは実に9年ぶりです。
久しぶりにお店に入って、改めて感じたのは、
「やっぱりサイゼリヤはすごいな」
ということでした。
メニューを見ながら、家族で
「これ、今でもこの値段なんだ」
と少し驚きました。
ハンバーグ、パスタ、ピザ、ドリア。
どのメニューを見ても、
「この価格で本当に大丈夫なのだろうか」
と思うほど安いですよね。
きっと、そう感じたことがある方も多いのではないでしょうか。
普通の飲食店であれば、あの価格帯でしっかり利益を出すのは簡単ではありません。
それでもサイゼリヤが成り立っているのは、単に安売りしているからではなく、安くても利益が残りやすい形を作っているからなのだと思います。
安いのに成り立つのは、ちゃんと理由がある
もちろん、外から見える範囲での話ではあります。
ただ、久しぶりに利用してみると、サイゼリヤには安さを支える工夫がいくつもあるように感じました。
たとえば、
- メニューを増やしすぎない
- 店舗での調理をシンプルにしている
- 食材の使い方に無駄が出にくい
- 注文から提供までの流れが分かりやすい
- 価格が安くて何度も来たくなる
- ワインやサイドメニューなど合わせて頼みやすい商品を用意している
- 広告に頼らずに選ばれる流れを作っている
こうした工夫が積み重なることで、全体として利益が残りやすい形を作っているのだと思います。
つまり、ただ安いのではなく、
安く提供できるように、お店の中のムダをかなり減らしている。
そこがサイゼリヤの強さなのではないでしょうか。
売上を追いかける前に、利益が残るやり方を作る
こういうことを考えてしまうのは、やはり職業柄かもしれません。
ビジネスの現場では、どうしても
「もっと売上を上げよう」
「もっと集客しよう」
という方向に意識が向きやすいですよね。
もちろん、売上を伸ばすことは大切です。
ただ、それだけでは経営が楽になるとは限りません。
むしろ大切なのは、
無理をしなくても利益が残るやり方を作ること。
そのことを、サイゼリヤのようなお店を見ると改めて感じます。
がんばり続けないと回らない状態では、社長も現場もだんだん苦しくなっていきます。
一方で、無駄な手間を減らし、ちゃんと利益が残る形になっていれば、経営はもっと安定しやすくなります。
仕組みがある会社は、強い
私自身、経営の仕組み化に関わる仕事をしている中で感じるのは、
長く続いている会社ほど、社長の頑張りだけに頼っていない
ということです。
商品やサービスが良いことはもちろん大事ですが、それに加えて
- 無駄が出にくい
- 現場が回しやすい
- 利益が残りやすい
- 続けるほど良くなる
こういう会社は、価格を下げても無理をしにくいのだと思います。
サイゼリヤも、安さを支える工夫を長年積み重ねてきた会社なのだと思います。
身近なお店にも、経営のヒントはたくさんある
久しぶりのサイゼリヤは、懐かしさもありつつ、経営者目線でも学びの多い時間でした。
普段何気なく利用しているお店でも、
「なぜこの価格で成り立つのか」
「なぜ多くの人に選ばれ続けるのか」
という視点で見てみると、そこにはたくさんのヒントがあります。
経営は、気合いや根性だけで続けるものではなく、
無理が出にくく、利益が残りやすい流れをどう作るか
がとても大切です。
そう考えると、サイゼリヤは単なる“安いファミレス”ではなく、
中小企業にも学べるところが多い会社
なのかもしれません。
いろいろなコストを考えると、沖縄への出店は簡単ではないのかもしれません。
それでも、いつか沖縄にもサイゼリヤができてくれたら嬉しいですね。

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